シャンプーの選び方とは?髪質や悩み別に詳しく紹介

この記事では、シャンプーの選び方はどうしたらいいの?という疑問へのお答えと、髪質や悩み別の選び方も解説します。

解説は、美容室tendreのオーナーで、美容師歴29年の長田です。
美容室のシャンプーの選び方はある?
市販品と美容室のシャンプーは何が違うの?
髪の悩みが増えてきたら、シャンプーはどう選べばいい?
このような疑問や悩みを抱えている方が、多いのではないでしょうか。
実は、シャンプーの選び方を変えるだけで、髪や頭皮の悩みが改善されるケースは多くあります。
今回は、美容室で販売されているシャンプーに焦点を当て、選び方について髪質や悩み別に詳しく解説します。
美容室のシャンプーには、さまざまな種類とそれぞれの特徴や効果があります。
市販品のシャンプーに比べ、よりこだわった成分や高品質な成分が使用されることも多いです。
そこで、シャンプーの選び方はもちろん、気を付けたいポイントなどもあわせて解説していきます。
美容室のシャンプーに興味がある方、より自分に合うものを探している方は、ぜひ参考にしてください。



シャンプーを見直して、より健康で美しい髪を育てましょう。
▶気になる項目をタップすると、該当箇所をご覧いただけます。
美容室のシャンプーの選び方の基本


まずは、美容室のシャンプーの選び方について、基本情報を解説します。
美容室のシャンプーを購入したことがない方やこれから選びたい方は、まずは基本を確認しましょう。



1つずつ、わかりやすく解説します。
美容室で扱うシャンプーの特徴とは?


美容室のシャンプーには、ドラッグストアなどで購入できる市販品とは異なる特徴があります。
その主な特徴は、次の3点です。
- 高品質な成分が配合されているものが多い
-
美容室のシャンプーには、市販品よりも高品質な成分が含まれることが多くあります。
次に挙げるような、髪や頭皮にやさしい洗浄成分はよく配合されています。
- アミノ酸系
- シルクアミノ酸系
- タウリン系
- ベタイン系
コストよりも成分・品質にこだわるため、市販品よりも髪・頭皮のトラブルが起きにくい傾向もあります。
敏感肌や肌トラブルはもちろん、ダメージ・エイジングなどの悩みにも、成分にこだわる美容室のシャンプーがおすすめです。
- 補修・保湿成分が豊富に含まれている
-
美容室のシャンプーは、目的別に成分バランスが調整されているものも多く存在します。
例えば、「ダメージケア」「乾燥対策」「カラー長もち」といった期待できる効能がそのひとつ。
また、仕上がりの質感別になっている製品もあり、自分の好みや状態に合わせて選べるのが特徴です。
さらに、市販品に比べ、必要以上の成分でコーティングせず、髪や頭皮の本来の質感を整えるケア製品も多く販売されています。
髪質はもちろん、カラーや白髪染めといった普段の施術との相性で、使うシャンプーを選ぶのもおすすめです。
- 髪や頭皮の状態に合わせて選べる
-
美容室のシャンプーには、頭皮や髪にやさしい処方のものが多く存在します。
また、含まれる成分についても詳しい美容師さんに相談できることから、安心して選ぶことができます。
さらに、仕上がりのタイプが細かいものなら、乾燥しやすい・皮脂が出やすいといった体質をベースに選ぶことも可能。
「市販品は色々試したが、自分には合わない」「フケが出る」と感じる方ほど、美容室のシャンプーを選ぶことをおすすめします。
このように、美容室のシャンプーによって髪や頭皮の負担が減り、使い続けるうちに髪の質感がよくなったという声もよく耳にします。
美容師さんと相談しながら、自分にとってよりよい成分のシャンプーを見つけてみましょう。



次に、シャンプーを選ぶときのポイントをお伝えします。
美容室のシャンプーを選ぶときのチェックポイント


美容室のシャンプーを選ぶときのチェックポイントは、「シャンプーに含まれる成分」です。
シャンプーに配合されている成分について知っておくことで、自分の希望に合うシャンプーを選びやすくなります。
また、それぞれの成分と自分の頭皮・髪との相性を知っておくことも大切です。



ボトルの裏面にある「成分表」を確認してみましょう。
成分表の、最初から3番目くらいまでに記載のある成分が、そのシャンプーの洗浄力を左右します。
| 洗浄成分タイプ | 代表的な成分 | 特徴 |
|---|---|---|
| アミノ酸系 | ココイルグルタミン酸Na ラウロイルグルタミン酸Na ココイルメチルアラニンNa ほか | 低刺激 保湿力が高い 肌が弱い人でも使いやすい(※個人差あり) |
| ベタイン系 | コカミドプロピルベタイン ほか | 低刺激 植物由来の成分 洗浄力が低め |
| スルホン酸系 | オレフィンスルホン酸Na ほか | 洗浄成分が強め 頭皮の刺激になりやすい |
| 硫酸系 | ラウリル硫酸Na ラウレス硫酸Na ほか | 洗浄成分が強い 頭皮が乾燥しやすい 頭皮の刺激になりやすい |
| 石けん系 | 脂肪酸ナトリウム 脂肪酸カリウム 石けん素地 カリ石けん素地 | 優しい天然成分 肌への刺激が比較的少ない かゆい方や敏感肌の方にも喜ばれる 環境への影響が少ない |
主な洗浄成分には、上記のようなものがありますが、それぞれの成分との相性は人により異なります。
ただし、敏感肌の方は、特に刺激の強いスルホン酸系・硫酸系には注意が必要です。
下記の成分は、シャンプーの保湿・補修の効果が期待できる代表的なものです。
- ケラチン:髪の補修・栄養
- セラミド:保湿効果
- CMC:キューティクルのバリア機能
- アミノ酸:保湿・うるおい
- オイル:ツヤ・保水効果
これらが配合されているシャンプーは、洗いながらケアもできるシャンプーとして期待できるものです。
ただし、配合バランスや効果などは製品によって異なります。
また、自分の頭皮や髪に必要な補修成分は、美容師さんに相談してみましょう。
最後に、次のような成分が入っていないか確認しておきましょう。
- 硫酸系界面活性剤:ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Na
- シリコン大量配合:ジメチコン ・アモジメチコン
- 合成香料・着色料
これらは、頭皮の乾燥や刺激となり、頭皮トラブルを引き出す原因になりやすい成分です。
敏感肌・アレルギーの方はもちろん、今は髪・頭皮トラブルがない方も、避けておくことをおすすめします。



かゆみや痛みだけでなく、「臭い」にも注意が必要です。


美容室シャンプーを選ぶ際に注意したいこと


美容室のシャンプーは種類が豊富で、「なんとなく良さそう」で選ぶとミスマッチが起きる可能性があります。
そこで、美容室のシャンプーを選ぶ際に気を付けたい、3つの注意点を紹介します。
香りだけで選ばない
美容室のシャンプーには、香りにもこだわったシャンプーが多く存在します。
ブランド香水を思わせる贅沢な香りは、魅力に感じる方も多いでしょう。
ただし、1番に重視すべきは、髪質や頭皮環境との相性や仕上がりの好みです。
特に、敏感肌やアレルギーに悩んでいる方は注意が必要です。
洗浄力や洗浄成分を必ず確認
美容室のシャンプーは、種類も多く、使われている成分も製品ごとに差があります。
特に乾燥肌や敏感肌の方は、洗浄成分をよく確認しておくことがおすすめです。
また、髪にも良い洗浄成分として「アミノ酸系」が挙げられますが、全員の頭皮に合うわけではありません。
自分の体質や髪質を理解して、シャンプーの成分と照らし合わせることが大切です。
頭皮トラブルがある場合は美容師さんに相談
かゆみ・痛み・赤み・フケなど、頭皮や髪にはさまざまなトラブルが発生します。
それらの原因には、シャンプーやカラーなどによる刺激も関連するケースがあります。
敏感肌の方には、刺激の少ない成分(石けん系もしくはアミノ酸系など)がおすすめされますが、相性の良い成分は人それぞれです。
美容室のシャンプーを選ぶ際は、今までにあった髪や頭皮のトラブルの内容を、美容師さんに相談してみると安心です。



頭皮のかゆみを感じたことのある方は、次の記事もご覧ください。


髪質・悩み別 美容室シャンプーの選び方


次に、美容室のシャンプーの選び方を、髪質や悩み別に具体的にお伝えしていきます。



毎日のシャンプーは、悩み別にしっかり選びましょう。
ダメージ・パサつきが気になる方の選び方


髪のダメージやパサつきが気になる方は、「補修力」と「保湿力」を重視して選ぶことがおすすめです。
髪のダメージ・パサつきにおすすめなシャンプーの特徴
- アミノ酸系など、やさしい洗浄力のもの
- 加水分解ケラチンやコラーゲンなどの補修成分が入っているもの
- ヒアルロン酸・コラーゲンなどの保湿成分が入っている
- 洗いながら補修できるタイプのもの
このように、頭皮と髪にやさしい成分にこだわり、頭皮環境の改善を助けてくれるものを選ぶと良いでしょう。
また、ダメージを受けた髪を、内側・外側から補修してくれるものもおすすめです。



シャンプーを見直して、頭皮や髪の乾燥を防ぎましょう。
ボリューム不足・細毛でふんわりさせたい方の選び方


髪のボリューム不足や、細毛に悩んでいる方は「髪にハリ・コシ」をつけてくれるものを選びましょう。
ボリューム不足・細毛の方におすすめなシャンプーの特徴
- 仕上がりの髪がふんわり軽くなるもの
- 加水分解シルクなど、髪にハリやコシを与えてくれる成分のもの
- 重たくなるオイルがあまり配合されていないもの
仕上がりが「しっとり」のタイプを選ぶと、髪がつぶれやすくなります。
頭頂部などのボリュームが気になる方は、軽めの仕上がりのものを選ぶことをおすすめします。



健康な髪を育むには、ヘッドスパも有効です。
次の記事も参考にしてください。


敏感肌や頭皮トラブルがある場合の選び方


敏感肌や、かゆみ・フケなどの頭皮トラブルがある場合、自分に合った刺激の少ないシャンプーを選びましょう。
敏感肌や頭皮トラブルにおすすめなシャンプーの特徴
- 頭皮が安定するまででも、低刺激な成分を配合しているもの
- かゆみがある時は、一時的にでも石けん系洗浄成分を配合しているもの
- フケがでているなら、保湿力が高いアミノ酸系洗浄成分かベタイン系洗浄成分を配合しているもの
- 自分の頭皮・髪に合った成分のもの
- パラベンや強い香料を避けている物
- 保湿成分が充実しているもの
髪を洗った後に感じる頭皮・髪の違和感やトラブルは、実はシャンプーが原因になっているケースも少なくありません。
より安心でやさしい処方の製品を、教えてもらえる可能性があります。
ちなみに美容室tendreでは、頭皮や髪のトラブルに悩む方のために、プライベートブランド「私のシリーズ」を展開しています。



実は、当店のオーナーの長田も、化学物質過敏症に悩まされてきました。
その経験から、「私のシリーズ」の製品は成分にこだわり、お肌や身体に害のある成分は一切入っていません。
「私のシリーズ」のラインナップは、次の通りです。
私のシャンプー
私のトリートメント(ふんわり・しなやか)
私のミスト
美容室tendreオリジナル【コラーゲン】
なかでも「私のシャンプー」は、健康な髪と頭皮を維持するため、トリートメントよりも大切なものとして自信を持って製品化したものです。
特に、かゆい・痛い・フケが出るといった頭皮トラブルが起きている方や、敏感肌用のシャンプーを使用しても改善しないというトラブルがある方。
あるいは、かゆみやフケは収まったものの、髪はごわついてしまうといった2次トラブルにも、配慮した処方になっています。
「どのシャンプーを使用してもあまり変わらない…」
「香りや泡立ち・泡切れくらいしか変わらない…」
こんなふうに悩んでいる方や、シャンプーは洗うためのものという位置づけだったという方。
また、白髪染めとして人気のヘナカラーやノンジアミンカラーも徹底研究し、それらとの相性にもこだわりました。
ちなみに、
- 頭皮トラブルが起きている時には、石けん系洗浄成分
- トラブルまでではないけど、髪にも頭皮にも良いとされるのは、アミノ酸系洗浄成分
しかし、季節や体調により、アミノ酸の残留によりかゆみが起きやすい方もいらっしゃいます。
アミノ酸のように残留はしないのに洗浄力があり、洗いあがりはマイルドに仕上げ、トラブルの鎮静効果も期待できます。
使い分けが難しくても、こんな時はこれだよねといういいところ取りの洗浄成分と、アミノ酸11種類を贅沢に配合。
これらすべてを、髪にも頭皮にも良いバランスで仕上げています。
よくご質問いただく、私のシャンプーの成分は下記を参考にしてください。
- 私のシャンプーの全成分
-
- 水
- コカミドプロピルベタイン
- ラウラミノプロピオン酸Na
- ライレス-4カルボン酸Na
- (PCAイソステアリン酸)グリセレスー25
- ココアミンオキシド
- ラウロイルシルクアミノ酸Na
- ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)
- 加水分解ケラチン(羊毛)
- 白金シスチン
- PCA
- PCA-Na
- 乳酸Na
- アルギニン
- アスパラギン酸
- グリシン
- アラミン
- セリン
- パリン
- プロリン
- トレオニン
- イソロイシン
- ヒスチジン
- フェニルアラニン
- 加水分解コラーゲン
- ヒアルロン酸Na
- ルイボスエキス
- フラーレン
- ソードコサラクトン
- ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ
- ヒドロキシプロピル加水分解シルク
- ミネラルオイル
- ポリクオタニウム-10
- ジオレイン酸 PEG-120 メチルグルコース
- グリセリン
- BG
- シクロヘキサント+ジカルボン酸ビスエトキンジグリコール
- エチルヘキサン酸セチル
- トリカプリル酸 / カプリン酸グリセリル
- ラウリン酸ポリゴリセリル10
- ラウリン酸ポリグリセリル
- ジインステアリン酸ポリゴリセリルム2
- ヤシ油脂肪酸PEGフグリセリル
- ラウラミバロビオン酸
- クエン酸
- クエン酸Na
- エチドロン酸
- 塩化Na
- 安息香酸Na
- フェノキシエタノール
- 香料
頭皮や髪に悩みがある方はもちろん、5年後10年後も美しく健康な髪を保ちたいという方にもおすすめです。



次の記事は、配合成分について、それぞれの特徴を紹介しています。
ぜひご覧ください。


シャンプーの選び方とは?髪質や悩み別に詳しく紹介 まとめ


この記事では、シャンプーの選び方とは?という疑問にお答えしながら、髪質や悩み別の選び方も解説してきました。
最後にもう1度、重要なポイントを振り返ります。
まずは、美容室のシャンプーの選び方について、基本的な情報をおさらいします。
- 高品質な成分が配合されているものが多い
- 髪や頭皮の状態に合わせて選べる
- 補修・保湿成分が豊富に含まれている
- 避けたい成分が入っていないか確認する
- 保湿・補修成分の種類を確認する
- 洗浄成分の種類を確認する
- 香りだけで選ばない
- 洗浄力や洗浄成分を必ず確認
- 頭皮トラブルがある場合は美容師さんに相談
これらの基本的な選び方を覚えておくと、美容室のシャンプーがより選びやすくなります。
また、髪質や悩み別の選び方も復習しておきましょう。
ちなみに美容室のtendreには、このような悩みを抱えるお客様が多くいらっしゃいます。
そんなお客様からもご好評いただいているのが、当店のプライベートブランド「私のシャンプー」です。
シルクのような仕上がりと、敏感肌でも使いやすいやさしい処方で、長く健康な髪を育むサポートをします。



「私のシャンプー」のご購入の方法は、次の3つです。
ご来店
美容室tendreにご予約のうえご来店いただけますと、直接ご購入いただけます。
また、初めてのご来店を検討されているお客様や、頭皮・髪にお悩みのお客様は、ぜひ施術ご来店時にスタッフまでご相談ください。
初めてのお客様には専用メニューを設け、よりしっかりとカウンセリングの時間を設けております。
ECサイト
ご来店せずに購入したい方は、tendre専用のECサイトもご利用いただけます。
年に2回のお得な感謝祭では、「私のシリーズ」製品ごとに、大変お得な割引もご用意しています。
ただし、会員登録が必要な購入方法で、支払い方法は楽天銀行へのお振込みのみ(前払い)となります。
なお、振込手数料はお客様負担、地域ごとの送料も別途必要となります。
ご遠方や離島の方は、楽天市場でのご購入のほうが、お値打ちになる可能性が高いです。
楽天市場
楽天ポイントほか、ポイントが加算されるためクレジットカードご利用のお客様にはおすすめです。
楽天市場のシステム上、送料無料と記載していますが、販売価格は送料込みの値段設定となります。
遠方にお住まいの方や、楽天ポイント還元率が高い方はお得にお求めいただけます。
万が一のキャンセルや、次回購入をスムーズにするために、楽天会員登録を済ませてからご利用ください。
ご自分に合う購入方法で、ぜひお試しください。



「私のシャンプー」で、より健康で美しい髪を目指しましょう。





コメント