白髪染めとカラーはどっちが傷む?おすすめの選び方と頼み方を紹介

この記事では、「白髪染めとカラーはどっちが痛む?」という疑問へのお答えと、施術の選び方や美容室での頼み方について紹介します。

解説は美容室tendreオーナーで、美容師歴29年の長田です。
白髪染めとカラーでいつも迷っているけど、どっちが傷むの?
髪に優しい、白髪染めやカラーの頼み方は?
このような疑問をお持ちの方も多いのではないですか?
実は、白髪染めに使用する染料の成分や施術により、ダメージの度合いは大きく異なります。
また、1人ひとりの髪質や髪・頭皮の状態により、白髪染めの染料や施術の選び方もさまざまです。
さらに、自分に合った白髪染めやカラーを叶えるためには、美容院での頼み方も重要です。
ちなみに、美容室tendreでは、完全予約制マンツーマンでお客様とのカウンセリングに時間をかけています。
1人ひとりの頭皮や髪の状態に合った薬剤を選び、原料にこだわった髪にやさしい白髪染めを行っています。
ヘナを試したけど、自分には合わなかった
オーガニックカラーでも、しみてしまった…
そのような思いをしないためには、まず白髪染めとカラーの違いや選び方を知ることが大切です。
また、そのうえで美容室でどのように頼めばいいのか、についても解説します。
白髪染めとカラーはどっちが傷むのか知りたい方や、髪にやさしく美しさを保ちたい方はぜひ参考にしてください。
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白髪染めとカラーはどっちが傷む?その違いと選び方


まずは、白髪染めとカラーの違いや、白髪染めの選び方を解説します。



まずは、白髪染めとカラーについて知っていきましょう。
白髪染めとカラーの違いとは?


一般的な美容室で使われる白髪染めとカラーは、どちらも「アルカリ性カラー」と呼ばれるものです。
アルカリ性カラーは、アルカリ剤により髪のキューティクルを開き、薬剤を入れる仕組みとなっています。
ただし、白髪染めとカラーでは、使用する染料の強さや染める目的が異なります。
- 白髪染めの特徴
-
- 白髪にしっかり色味を入れるために、染料やアルカリ剤の濃度が強い傾向がある
- 白髪を染めるために、通常のカラーよりブラウンの染料が強く、暗めの仕上がりになる
- 染料の中にはアレルギー性物質である「ジアミン」が含まれる
- 一般的なカラーよりも、「ジアミン」「過酸化水素」などの刺激が強く、傷みやトラブルが起きやすい
- カラーの特徴
-
- 髪全体の明るさや色味を重視する処方で、脱色がやや強い傾向にある
- 化学成分により、髪の内部まで染料を浸透させるため、発色がいい
- カラーバリエーションが豊富である
- 「ジアミン」や化学成分に弱い方は、アレルギー反応や炎症が起きやすい
また、白髪染めにもさまざまな種類があり、頭皮や髪にやさしい「オーガニック」「ヘナ」などの染料も存在します。
通常のカラーにも、多くの種類があるため、どの薬剤がいいかは1人ひとりの体質や頭皮の状態に左右されます。
さらに、どんな白髪染めやカラーを選ぶ場合も、日ごろのケアがとても大切です。



カラーで迷っている方は、次の記事もご覧ください。


髪が傷む主な原因は「染料」ではなく「ケア不足」


「白髪染めやカラーをすると、髪が傷む」と感じる方は多いはず。
しかし、髪の傷みの原因は、白髪染めやカラーによるものだけとは限りません。
髪が傷む原因
- 髪や頭皮に合っていない薬剤選び
- 頻繁な染め直し
- 自宅でのセルフカラーによるダメージの蓄積
- アフターケア不足
このような要因が重なり、結果的に髪が傷んでしまうケースが多くあります。
また、白髪染めやカラーをした後の髪は、キューティクルが開きやすく、水分も逃げやすい状態です。
髪のダメージを軽減したいなら、次のケア方法や注意点を意識してみましょう。
白髪染めやカラー後に意識したいアフターケア
- 髪の保湿やカラーケアのアイテムでケアする
- アイロンやコテはなるべく使用しない
- 髪を洗ったら、すぐにドライヤーでしっかりと乾かす
- 髪を乾かすときは、毛先や内側まで乾いているか確認する
- サウナやプールで濡れたまま長時間過ごさない
髪のダメージが広がると、「白髪が染まりにくい」「髪がパサパサする」といったトラブルが起きてしまいます。
しかし、これらのケアを行うだけでも、髪のダメージを軽減しツヤやカラーのもちの良さにも繋がります。
次のホームケアのポイントも、参考にしてください。





次に、ダメージが少ない白髪染めの選び方を解説します。
ダメージを最小限にする白髪染めの選び方


髪の傷みが気になる方は、白髪染めやカラーの選び方を見直すことで、改善される可能性があります。
例えば、白髪があるからといって、毎回強い薬剤を使う必要がないケースも多くあります。
髪を守りながら、白髪をキレイに染めるための白髪染め・カラーの選び方は、次の通りです。
- 根本だけ染める「リタッチ」で、髪全体へのダメージを減らす
- 低刺激・低アルカリの薬剤を選ぶ
- カラートリートメントやオーガニックカラーなどを選ぶ
- セルフカラーを控え、美容室で相談する
- 白髪の量や状態で、美容師と選ぶ
なお、白髪染めやカラーの成分には、髪や頭皮を傷める原因となるものもあります。
髪の傷みや頭皮のトラブルが気になる方は、次の成分を避けて選ぶことをおすすめします。
- ジアミン
- アルカリ剤
- 合成界面活性剤
- シリコンコーティング剤
- 防腐剤
- 過酸化水素
- 香料
- 保存料 ほか
これらの成分によるダメージや反応は、体質や髪・頭皮の状態によって異なります。
つまり、白髪染めやカラーを選ぶときのポイントは、
自分の体質・髪質、頭皮の状態を知り、自分に合う薬剤を選ぶことです。
最近では、低アルカリカラー・オーガニックカラー・ヘナカラーなど、髪にやさしいとされる白髪染めの情報が飛び交っています。
しかし、オーガニックカラーと呼ばれるものでも、一部には「ジアミン」を含んでいる物もあります。
また、同じヘナカラーでも原料が違うために、美容室によって仕上がりが異なることも多くあります。
そのため、髪の傷みが気になる方は、美容室で自分の希望や体質をしっかり伝え、相談することが大切です。



次に、美容室でどのように頼めばよいのかを解説していきます。
白髪染めやカラーのダメージを抑えるための頼み方


白髪染めやカラーのダメージを抑えるためには、美容室での頼み方を工夫することがおすすめです。
初めての美容室はもちろん、いつも通っている美容室でもぜひ意識してほしい頼み方をまとめます。
これらを伝えることで、美容師さんの理解が深まり、より良い施術を受けられる可能性があります。



ぜひ挑戦してみてくださいね。
染めたい色味やなりたい姿を具体的に伝える


白髪染めやカラーは、希望の色味や仕上がりによって使用する薬剤の選び方が異なります。
例えば「少し暗くしたい」といった曖昧な伝え方だと、理想とは異なる仕上がりになるケースが多くあります。
そこで、実践してほしい美容室での頼み方のポイントは、次の通りです。
- 写真やサンプルで、実際に色を見ながら頼む
- 「赤みが苦手」「透明感がほしい」といった具体的な好みを伝える
- 過去の頭皮や髪のトラブルについて詳しく伝える
- 普段のスタイリングや使用している道具なども伝える
- 施術直後の色味だけでなく、色が落ちていく過程も相談する
- 迷っている場合は、美容師さんから具体的な提案をもらう
このように、より「具体的」な頼み方をすることで、なりたい姿が美容師さんに伝わりやすくなります。
話すことに抵抗があるという方や不安な方は、画像や写真を持参して相談することもおすすめです。



色の見本は、次の記事をご覧ください。


髪質や頭皮の状態に合わせて美容師さんと相談する


美容室では、髪や頭皮の状態を見て薬剤を選びます。
つまり、同じ白髪染めやカラーでも、髪質や頭皮の状態により適切な施術・薬剤が異なります。
それらの情報を元に、より自分に合った施術の提案を受けられる可能性も広がります。
また、美容室によって同じ「ヘナカラー」「オーガニックカラー」というメニューでも、原料や施術方法により仕上がりに差がでるケースも少なくありません。
髪や頭皮の状態をしっかり確認し、メニューの内容まで伝えてくれるような信頼できる美容室を選びましょう。



最後に、当店の白髪染めについて紹介させてください。
美容室tendreで自分に合った白髪染めを叶える


名古屋にある美容室tendreでは、お客様1人ひとりに合わせた髪に優しい白髪染め・カラーを行っています。
当店を選んで来てくださるお客様には、こんなお悩みをお持ちの方が多くいらっしゃいます。
お客様からよく聞く白髪染め・カラーのお悩み
- カラーのたびに、頭皮に痛みやかゆみを感じる
- 髪に良いものは色々試したが、自分には合わなかった
- 白髪染めの傷みを想像すると、美容室に行くのがストレスに感じる
- 他の美容室でオーガニックカラーを選んだが、効果を感じない
- もう歳だから、髪が細く弱くなるのは仕方ない
- 自分の髪質は、元々キレイにならないものだと諦めている
- 美容室に行っても、1週間もたてばまた髪の状態が悪くなる
美容室tendreでは、確かな技術と経験のあるベテラン美容師さんがマンツーマンで担当します。
当店は、完全予約制マンツーマンで、初回来店時のカウンセリングの時間は約30分と長めの設定です。
ちなみに、美容室tendreで受けられる、白髪染めのメニューは次の通りです。
ヘナカラー
当店のヘナカラーには、インドのラジャスタン州で有機栽培された最高品質のヘナを使用しています。
ヘナには、髪の傷みや細毛・薄毛の改善、ハリコシが出ることによるボリュームアップの効果も期待できます。
また、抗炎症効果で頭皮が弱い方でも白髪染めできることも特徴です。
ただし、一部のヘナカラーにはジアミンが含まれますので、注意してください。
香草カラー
香草カラーは、原材料に漢方薬やハーブを使用。
トリートメントのようなイメージで、ダメージゼロで白髪染めを叶えてくれます。
抗炎症効果もあり、頭皮や髪のケアも期待できるメニューです。
ヘナカラーより、カラーバリエーションが豊富なので、ヘナカラーの代わりに選ばれる方も多いです。
色葉カラー
色葉カラーは、97.4%が植物由来のカラーです。
ジアミンを含まず、トリートメント効果があるので髪質改善をしたい方にもおすすめ。
ただし、髪を明るくできないデメリットや、アイ葉アレルギーの方は注意が必要です。
カラーを続けると、髪がサラサラになると喜ばれる方が多いメニューです。
ノンジアミンカラー
ノンジアミンカラーは、名前の通り、ジアミン0%の次世代アルカリカラーです。
他のカラーより、明るく透明感のある白髪染めができることが特徴。
ジアミンアレルギーの方でも、安心して使用できます。
美容室tendreでは、これらのメニューから、お客様に最適なメニューを提案させて頂きます。
また、ご希望の方にはパッチテストも受けていただけます。
さらに、自宅でのケア方法なども詳しくお伝えしているので、美しい髪を長く保つことが可能です。
美容室に来た日だけでなく、5年後10年後も健康で美しい髪を保ちたい方は、ぜひご相談ください。



白髪染めメニューの詳細や、ビフォーアフターは次の記事を参考にしてください。


白髪染めとカラーはどっちが傷む?おすすめの選び方と頼み方を紹介 まとめ


この記事では、「白髪染めとカラーはどっちが痛む?」という疑問へのお答えと、施術の選び方や美容院での頼み方について紹介しました。
最後にもう1度、ポイントを振り返っていきます。
- 白髪染めの特徴
- 染料やアルカリ剤の濃度が強い傾向がある
- 通常のカラーよりブラウンの染料が強く、暗めの仕上がりになる
- 染料の中にはアレルギー性物質である「ジアミン」が含まれる
- 一般的なカラーよりも、「ジアミン」「過酸化水素」などの刺激が強い
- カラーの特徴
- 髪全体の明るさや色味を重視する処方で
- 脱色がやや強い傾向にある
- 化学成分により、髪の内部まで染料を浸透させるため、発色がいい
- カラーバリエーションが豊富
- 「ジアミン」や化学成分に弱い方は、アレルギー反応や炎症が起きやすい
- 髪の保湿やカラーケアのアイテムでケアする
- アイロンやコテはなるべく使用しない
- 髪を洗ったら、すぐにドライヤーでしっかりと乾かす
- 髪を乾かすときは、毛先や内側まで乾いているか確認する
- サウナやプールで濡れたまま長時間過ごさない
- 根本だけ染める「リタッチ」で、髪全体へのダメージを減らす
- 低刺激・低アルカリの薬剤を選ぶ
- カラートリートメントやオーガニックカラーなどを選ぶ
- セルフカラーを控え、美容室で相談する
- 白髪の量や状態で、美容師と選ぶ
また、美容室での頼み方については、下記を参考にしてください。
このように、白髪染めやカラーの頼み方を工夫することで、より良い施術や薬剤に出会える可能性があります。
自分の体質や髪・頭皮に最適な白髪染めで、髪本来の力を高めましょう。



美容室tendreでは、完全予約制マンツーマンで丁寧にカウンセリングを行っています。
また、ご希望の方にはパッチテストもご用意しております。
「白髪染めとカラーはどっちが傷む?」と心配な方や、髪の傷みを抑えたい方は、当店をご予約ください。
詳しい予約方法は、次の記事をご覧ください。









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